はじめに
初めまして、スタジオバズリにお越しいただきありがとうございます。
ここでは、仕事ができない僕だからこそ、皆様に伝えられること、体験したこと。その他日常で少しでも楽しいと思えることを書いていきます。
とにかく問題児だった(今もですが)僕が、新入社員の時にちゃんと知っておけば良かったことを色々と書いていきます。多すぎるので、複数回に分けて書きます。
「ビジネスマナー講師やキレキレの優秀な方々」ではなく、上司や先輩に叱られまくってきた僕自身の体験を通してこれから新社会人になる方や、後輩・部下を迎える方に、お届けします。
大事なこと
ここに書いてあることがすべて正解というわけではありません。
僕自身の経験をもとに書いていますし、色々な考え方があっていいと思います。
ふーん、こんな考えもあるんだな。と思っていただけたらそれで十分です。
今回は「仕事は真似する」というテーマで考えてみます。
凄い人を真似る
新入社員の方、これから部下や後輩が入る方は、色々な方々に指導されるでしょうし、指導するでしょう。ここで、さああ!やるぜ!!と思うことは重要なのですが、真面目な方に限って、人の技や仕事のやり方を盗むなんて…と思いがちです。
断言します。「凄いと思った人のやり方はどんどん真似るべき」です。
なぜなら、会社が社員に求めているのは「成果を出すこと」だからです。
成果を出す人は、どの方もオリジナリティのあるやり方をしているように見えるし、その人にしか出せないオーラみたいなものがあります。
しかし、成果が出ている人のやり方を真似るのは一番の近道です。
ここで変な正義感を出し、自分なりのやり方をと思うのは、成長を阻害する要因でしかありません。
いいお手本があるのだから、どんどん真似をしていけばいいのです。
武道や伝統芸能の言葉で「守破離(しゅはり、もしくはすはり)」という言葉があります。
・師匠の教えを徹底的に守り
・やがて自分のやり方で教えを破り
・離れオリジナリティを出す
本当はもっと深い言葉なのですが、めちゃくちゃ簡単に言うとそんな感じです。
だから武道も始めに礼を習い、型(形)を習うんですね。
僕が先輩方から真似したことの一例を出します。
・プレゼン
・資料作成
・電話の出方
・お取引様に出す定期的な情報提供メールにSNSのようなつぶやきを入れる
・スカウトの際、初めての方でも待ち合わせですぐわかるようにアタッシュケースを持つ
等、いっぱいあります。
なぜなら、自分は仕事がダメ過ぎて、オリジナリティなんて出す余裕がなかったからです。
真似るポイント
これは一つしかありません。
徹底的に真似て、自分らしさを消すことです。
最初から自分らしさなど、出してはいけません(ダメな人ほど自分さしさを出したがる)。
例えばプレゼン、社会人として初めての上司が凄かった。毎月お取引様に来ていただく情報提供の会で話をするのですが、めちゃくちゃ上手かった。
だからその人の話し方、身振り手振り、間の取り方、声の出し方、目線を徹底的に真似しました。
そして自分が出番をもらえた時には必ずいかがでしたかと聞きに行きました。
例えば、上司が「君の声量ならマイクはいらないかもよ、僕も聞く人が100人くらいまでならマイクはあえて使わない、その方が自分の声に力と熱が入るんだよ」
と言われてから、80人前後のお客様の時はマイクを使わなくなりました。
どれくらい真似したかというと、転勤した後も別の県で「お前の話し方とか、〇〇さん(最初の上司)を彷彿とさせるよな」と言われるくらいに真似しました。
おかげで、プレゼンだけは今でも「自分の中では」得意な分野です。
オリジナリティはそのうち出てくる
しかし、真似てずっと続けていると、意識していなくても自分らしさは出てくるようです。お取引様向けの勉強会や、情報提供会の後に書いてもらうアンケートでは、「こういう勉強会で最初から最後まで全く寝なかったのは初めてです」とか書いてもらえました。
また、新商品が出る際の商品説明を誰がするか、というときです。
会議でその時の上司から「今回の商品は、会社からの圧もかなりかかってくることは容易に想像できる。だから売れなくてはならない。そこで、プレゼンはお前にまかせる、というより、お前が一番の適任だ。このプレゼンに関しては、お前しかできない、お前流で構わない。資料作って見せてくれ。期待してる」と言ってもらえたりするほどです。
もちろん、上司の言葉にあるように、「プレゼンに関しては」ということなので、いかに日々がダメかは分かります(泣)
これは、「上手い」かどうかは関係ないと思います。真似しまくっていると、そのうち自分の技になります。ガンガン話すのが得意でない方も、自分の合ったやり方を見つけるヒントになります。だから真似をすることで、自分のやり方が早く見つかるのです。
騙されたと思って、とにかく真似てみてください。
真面目な人こそ悩んでしまう
真面目な方こそ、色々なことで悩んでしまうし、人の真似をするのはダメなのでは、と悩んでしまいます。
でも、いいんです。まずは真似をすることからです。
「学ぶ」という言葉は「真似ぶ」という言葉からできた言葉です。
仕事ができないと思うからこそ、上手くいっている人の真似をしてみましょう、どんどん真似てみましょう。愚直にやっていると、そのうち本質が見えてきます。
といっても、僕だってまだまだ叱られまくりなので、偉そうなことは言えませんが…
皆様が仕事を少しでもワクワクできるようになると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。